https://sites.google.com/a.ipsj.or.jp/mooc/
一般社団法人 情報処理学会が、無料で配布している教材です。
Google Colaboratory という Google 社が提供しているサービスを利用しています。そのため、場合によっては、学校で契約しているサービスの都合で使えないことがあったり、あるいは、セキュリティー上の懸念から、外部サービスを使わない方針の学校もあるかと思います。
そんな場合には、高機能テキスト・エディターの Microsoft Visual Studio Code(VS Code)と Jupyter Notebook 拡張機能を使用することで、外部サービスを利用することなく、お手元のパソコンで Python プログラミング環境を構築することが可能ですので、ぜひ検討してみてください。
この VS Code と Jupyter Notebook 拡張機能を使って Python プログラミング環境を簡単に構築する方法については、『今すぐ始めよう 「Python プログラミング」《準備編》』をご覧ください。
https://www.stat.go.jp/teacher/
総務省統計局による、小学校、中学校及び高等学校の新しい学習指導要領で内容の充実が図られた統計教育をサポートするための情報が集約されたサイトです。
学校の現場で統計教育に当たる先生方にそのまま、あるいは適宜アレンジを加えて活用してもらうために、授業モデルや補助教材などが整理されてまとめられています。e-Stat(政府統計の総合窓口)で提供されているデータは、Excel ファイル形式で提供されているものもあるため、架空のデータを使って学習するよりも、より一層身近で実用的な内容として授業を行なえるのではないかと思います。
日本の政府統計関係情報のワンストップサービスを実現するため 2008 年から本運用を開始した政府統計のポータルサイトで、各府省等の参画の下、総務省統計局が整備し、独立行政法人統計センターが運用管理を行なっています。
日本における実際のデータが提供されており、Excel ファイル形式で提供されているものもあるため、そのデータをプログラムに読み込むことで、統計解析やデータ処理など、リアルな課題にプログラム上で取り組むことができます。
これまで先生方が、架空のデータを自ら作成していたような場合、何らかの意図をもったデータにするために、準備に非常に苦労されていたかもしれません。今後は実際のデータを使って、より身近で実践的な課題に取り組むことができる上、今までのような準備の負担は軽減されると思いますので、ぜひ活用を検討してみてください。
https://www.lac.co.jp/corporate/unit/cyber_grid_japan.html#compass
株式会社ラックのセキュリティ専門家で構成される研究部門「サイバー・グリッド・ジャパン」 による、情報リテラシーを啓発するための教材です。
サイバー空間におけるデジタル活用能力(情報リテラシー)について、「世代・立場別にどの水準まで習得する必要があるのか」、「トラブルを未然に防ぐためには具体的にどのような対応をすればよいのか」、「ICTや情報メディアをどのように活用すればよいのか」といった内容を整理し、必要となる知識をまとめた教材として公開されています。
以下の 4つの教材で構成されています。
情報リテラシー啓発のための羅針盤
情報リテラシー啓発のための羅針盤 参考スライド集
情報リテラシー啓発のための羅針盤 情報活用編
情報リテラシー啓発のための羅針盤 使い方ガイド
主に、地域社会や会社、学校等において、情報リテラシーを啓発・教育する講師やファシリテーター、先生、保護者の他、情報リテラシーについて主体的に学びたい方を対象に作成された教材です。
児童や生徒が自身の身を守るために今後必要になる「情報リテラシー」について、どのように教えたらよいのかという点で大変参考になると思います。「使い方ガイド」には、教員や企業の研修担当者向けの情報がありますので、まずはこれからご覧になっては、いかがでしょうか。